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アスペルガー夫の特徴と対応策ブログ

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アスペルガー症候群の赤ちゃんの特徴と対応策

アスペルガー症候群と診断されるために必要な条件の一つに「幼い頃からアスペルガーの特徴が見られる」というものがあるように、アスペルガー症候群の特徴は赤ちゃんの頃から出ていることが多いです。




アスペルガー症候群の赤ちゃんにあらわれる特徴として精神科医の西脇俊二氏は自身の著書「コミックエッセイ アスペルガー症候群との上手なつきあい方入門 (宝島SUGOI文庫)」の中で以下のように解説しています。

<アスペルガー症候群の赤ちゃんに見られる特徴>
・目が合わない
・出ていた言葉が消える
・指をささない
・ごっこ遊びをしない
・言葉が出てこない
・人まね(モノマネ)をしない
・常に同じように動く
・一人遊びにふけりやすい
・突然笑い出したり、泣き出したりする
・順番などに異常にこだわる

上記の症状が3歳までに気になるようであればアスペルガー症候群が疑われるそうです。

アスペルガーの特徴は人によって全て違い、「アスペルガーの子どもは必ずしもごっこ遊びをしないわけではなく、得意の空想にふけってごっこ遊びをすることもあるが、1つのごっこ遊びを延々続ける傾向にある」「アスペルガーの子どもは相手の気持ちには興味がないが、物の動きには興味があるので、物体として捉えた他人の動きの真似をすることがある」という説もあるので、「上記のうちいくつかは当てはまらないからアスペルガーではない。」と判断することもできません。

私はアスペルガー症候群と診断されましたが、赤ちゃんの頃からテレビを見てモノマネをしていたそうです。

アスペルガーの赤ちゃんだった私がやっていたモノマネはコチラ

また、心療内科医の星野仁彦氏は幼少期に出るアスペルガーの特徴として

・一人遊びが好き
・同年代の周囲の子どもと遊びたがらない
・同年代の子どもと興味の対象が異なる
・歩き方がぎこちない
・運動が苦手
・一方的に話すことはするが会話をしたがらない

という点を指摘しています。


赤ちゃんがアスペルガーであること自体は何かの問題を起こすわけではありませんが、以下の点には気をつけた方が良いと言えます。

その他の発達障害を併発している可能性

今ではアスペルガー症候群の人はADHD(注意欠陥多動性障害)を併発しやすいことがわかっています。

アスペルガーの人は興味があるものに高い集中力を発揮しますが、ADHDの人は注意力が長く続かないため、もしADHDを併発していれば赤ちゃんが保育園、幼稚園を出て小学校に上がる頃には勉強などでサポートが必要になる可能性もあります。

また、アスペルガー症候群は自閉症スペクトラムという発達障害の中の一つとして分類されていますが、重度の自閉症の幼児は知的障害にもなりやすいという傾向も見られています。

合併症のリスク

アスペルガー症候群の子どもはストレス耐性が弱いため、成長して行くにつれ、学校でいじめられたり、家庭崩壊にあるような家族に育つと不登校、非行、小児うつ病、心身症などの形として出ることがあります。

虐待・ネグレクトで悪化する

アスペルガーを含む自閉症スペクトラムの原因は先天的に脳の働きが定型発達の人と異なることですが、虐待・ネグレクトが原因で悪化したり、あまりにひどい虐待・ネグレクトがあった場合は定型発達の人が後天的に自閉症スペクトラムを発症することもわかっています。

これは通常の環境では自閉症スペクトラムの発症率は1%前後とされているのに対し、ルーマニアで家を失い、親に遺棄されたマンホールチルドレンの場合は約13%が自閉症スペクトラムを発症していたことからもわかっています。

アスペルガーの子どもはコミュニケーションが独特なので、親にとってもストレスになることが多く、アスペルガーゆえに虐待・ネグレクトを受け、虐待・ネグレクトを受けたがゆえにアスペルガーが悪化するという現象も見られています。

その後の子育てにも注意が必要

アスペルガーの子どもへの接し方は定型発達の子どもへの接し方とは異なる点も出てきます。

アスペルガーの子どもは言葉をそのままの意味でしか理解できないので、あいまいな叱り方や慣用句を使った説明などをしても伝わらないため、細かい点まで言葉を積み重ねて丁寧に指示する必要があります。

相手の気持ちがわからないため、友達などを泣かせてしまうこともあるため、その際は「どのようなことをしたら、友達がどんな嫌な気持ちになるか。」を言葉で説明する必要も出てきます。

赤ちゃんから幼児期にかけてのアスペルガーの特徴と対応策については、私が読んで来た中では「発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)」本が最も参考になりました。

アスペルガーや他の発達障害との併発について、子育ての中での注意点について、子どもの発達障害と大人の発達障害について、などを上述の診療内科医の星野仁彦氏がわかりやすく解説しています。





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