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アスペルガーは公務員に向いていないのか 〜アスペルガーに向く公務員と向かない公務員がある〜

アスペルガーの人には向いている仕事と向いていない仕事があると言われていますが、その中でも賛否が分かれるのが公務員です。




アスペルガーに向いている仕事、向いていない仕事はコチラ

また、一言で公務員と言っても、公務員にも様々な種類の職業があり、アスペルガーに向いている公務員の職業もあれば、向いていない公務員の職業もあることがわかります。

アスペルガーに向いている公務員の職業

精神科医の岡田尊司氏は著書「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書)」の中で、アスペルガー症候群の概念を最初に世の中に発表したオーストリアの医師ハンス・アスペルガー自身が、当時見られた典型的なアスペルガー症候群の子どものアスペルガー症候群らしさが出ている特徴として「父親は無口で、引っ込み思案で、生真面目な公務員」だったと紹介しています。

この点について、更に「他のアスペルガー症候群の例と同様、近親者に似た特徴を持つ人がいる」と指摘していることから、アスペルガー症候群の概念が生まれた頃からアスペルガーの人の特徴的な職業の選択肢として公務員が挙げられていたと言えます。

なお、上述の著書「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書)」ではアスペルガーの特徴を活かせる職業の特徴をいくつか例示しており、その中に公務員の例もいくつか紹介されています。

例えば、アスペルガーの人は「ロジックに強い」という特徴があり、これは行政関係で非常に役に立つことを指摘しています。

法律を扱ったり、答弁の資料を作成する国家公務員、法律に関連する知識が必要となる裁判所事務官、国会議員政策担当秘書、労働基準監督官などはアスペルガーが強みを持つロジックが活きる仕事の一つと言えます。

また、アスペルガーは限定された狭い範囲に対して強い興味を持ち、子どもの頃から「博士」と言われるほどまで詳しくなってしまう人が多いです。

このようなタイプのアスペルガーであれば理工、農学、物理、機械、建築、化学などの分野に分かれた技術系公務員として活躍する可能性も高いです。

さらに、アスペルガー症候群の中にはルールや秩序を重視し、相手をルールや秩序に従うようにさせることに興味を持つ人もいます。

このようなタイプは法律に則って管理や指導などを行う警察官、国税専門官、労働基準監督官、入国警備官などで高いモチベーションを発揮する可能性があると言えます。

また、アスペルガーの人は人よりも物に対して強い興味を持つタイプがいますが、このようなタイプの人は人命がかかった重大な場面でも動じずに集中してやるべきことを遂行できるという人がいます。

このようなタイプは公務員の中でも消防士、自衛官、海上保安庁などで活躍する可能性があります。

さらに、アスペルガーの人は総じて孤独に強く、単調な行動・生活にも強い人が多いです。

このようなタイプは公務員であっても民間企業であっても、事務系の業務であればのどのような業務にも向いていると言えます。


アスペルガーに向いていない公務員の職業

一方、アスペルガーには向いていないとされる公務員の職業ももちろん存在します。

「公務員は定型のマニュアル仕事が多いから、アスペルガーに向いている」という説もありますが、今は国も地方も定型の仕事は民間への外注が進んでいるため、定型の仕事を求めて公務員を狙うのであれば、受けようとしている部署に定型仕事が得意な人材がどれだけ求められているかを個別に調べる必要があります。

また、アスペルガー症候群はADHDを併発しやすいという特徴がありますが、ADHDの人はアスペルガーとは逆に定型仕事は刺激がなくて苦手と言う人も多いので単純に「アスペルガーだから定型を探す」という考えであれば注意が必要です。


アスペルガーにとって苦手な職業の特徴として「複数の仕事を同時に進める必要があるマルチタスクの仕事」というものがあります。

注文を取りながら空いたテーブルを片付けたり、炒め物の合間に食材の仕込みと洗い物をしたりする必要がある飲食店などはあまり向いていないと指摘されることが多いですが、公務員の中でも入社してから比較的早い段階でマルチタスクを求められる仕事もありますので、マルチタスクが苦手というタイプのアスペルガーであれば、その職業が自分に向いているか否かはよく検討する必要があります。

また、細かいニュアンスを理解して臨機応変に対応することが苦手なアスペルガーの人も多いので、霞ヶ関勤務の公務員であれば大臣や省庁間との、地方公務員であれば多部署との、それぞれ細かいコミュニケーションや調整が必要な仕事は苦手とすることも多いです。


アスペルガー症候群に向いている公務員と向いていない公務員を知る方法

特に大卒の公務員は大学受験の延長のようなノリで、受験科目や難易度などを検討材料に進路を決めることも多いですが、アスペルガーの場合はその具体的な業務内容や、職場の対応度なども重要になってきます。

同じ部署でも違う業務内容であれば向いていたり、向いていなかったりすることもありますし、若い頃の業務は向いているけど、中堅以降に求められる業務は向いていないものが多いこともあります。

また、アスペルガーの場合は上司や同僚がアスペルガー症候群を理解し、アスペルガーが働きやすい職場環境を作ることも必要になりますが、柔軟に対応してくれる環境がない場合は苦労が続く確率が上がります。

特に公務員は民間企業と比べて大幅な転職、キャリアチェンジが少ないため、最初に公務員試験を受ける段階で、民間企業を受けるかのように職場や職種をよく調べることが必要となります。

アスペルガー症候群の人に向いている職業と向いていない職業を紹介している本は多くあり、私もいくつも読みましたが、一番のオススメは上述の「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書)」です。

アスペルガーの特徴と、社会生活での活かし方について、普段仕事を進めて行く中での考え方はもちろん、就職のタイミング、転職のタイミング、部署移動のタイミングでも役に立つアスペルガー症候群の特徴が、わかりやすい理解のしかたでまとまっています。







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