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アスペルガーが恋人と付き合う時の特徴 〜恋愛できないわけではないが、相手の気持ちがわからず、コミュニケーションも不自然〜

多くの専門家は「アスペルガーの人は目立って恋愛が苦手であるとは言えない」と判断していますが、アスペルガーの男性を恋人に持った女性は次第に「何かおかしい」と感じるようになることが多いです。




アスペルガー専門のカウンセラーであるマクシーン・アストン氏の著書「アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得」では、アスペルガーの人が恋人と付き合う時にみられる特徴についていくつか指摘しています。

アスペルガーには恋人の気持ちがわからない

恋人を持っている女性が彼氏に対して持つ不満の多くに「女性の気持ちがわかっていない」というものがあると思いますが、彼氏がアスペルガーである場合、それはより顕著であることが多いです。

アスペルガーの脳は「相手の気持ちを考える」という働きと「自分の行動を決める」という働きが連動しないため、相手の気持ちを察して行動するということが苦手です。

自分がそれをしたら相手がどう思うかを察するのが苦手であるため、理解不能なデートコース、理解不能なプレゼントが登場することはよくあります。

私もこれまで女性にプレゼントを贈って喜ばれたことはありませんし、今でも何を贈ると喜ぶのかは察することができません。

今では妻はそれを理解してくれているので、誕生日プレゼントは事前に欲しい物を指定してもらうことにし、買う方法と時期まで細かく指示してもらってようやくプレゼントできるようになりましたが、それまではプレゼントで喜ばせたことはありません。

「なぜLINEでURLまで贈ったのに、事前に買っておいてくれなかったのか」と怒られたこともありますが、その時は私は「この時計が欲しい」ということだと思っていたので、「そのうち買おう」と思って買わないでいたら怒られたということもありました。

私の場合、このような場合は「この時計を、この通販サイトで、この時期までに注文しておいて」と言われないと妻に誕生日プレゼントすらまともに渡せないということです。

その上、あまり親しくない人には話すべきではないと言われる話(政治や宗教や下ネタなど)を会ったばかりの時に唐突に話し始めたりして戸惑わせてしまうこともあります。

上記のようなパターンくらいであれば大きな問題ではないと思う人もいるかもしれませんが、特に問題になるケースは「相手が嫌っていることを理解できない」というパターンです。

一切電話に出なくても、LINEがずっと既読スルーでも、「相手が連絡を取りたくないと思っているのだから、これ以上は連絡しないようにしよう」と考えるのではなく、「ずっと仲良く話していたのだからまた話せるはず。どうやったら連絡が取れるだろうか。」と考えてしまうタイプもいて、ストーカーのようになることもあります。

この場合は、「別の恋人ができたから、これ以上は連絡を取らない」のようにウソでもはっきり言う方がよい結果になります。

なお、逆にアスペルガー男性のことを好きになっても男性のほうが気づきにくいという特徴もあります。

私はこのパターンにあてはまっていて、学生時代などは、ある女性が私のことを好きであり、周囲の誰もが私のことを好きだと知っているような状況で、その女性自身もけっこうアピールしていたらしいのですが私が気づかなかったというのはかなり多くありました。

もし相手がアスペルガーであるようであれば、この場合も早い段階ではっきり気持ちを伝える方が良くも悪くもスムーズに進むと思います。


自分の興味があることばかりを話す

アスペルガーの人は恋人との会話で自分の興味があることばかりを話す傾向があります。

付き合う前や、付き合い始めたばかりの頃は「新鮮な話題を色々聞かせてくれる」と好意的に捉えられるかもしれませんが、自分の話を聞いてもらえず、会話が噛み合わないことが増えてくると違和感を覚えるようになる女性も多いです。

自分の興味があることばかりを話すにとどまらず、興味がない話を聞くのも苦手なので会話がキャッチボールになりにくいという特徴があります。

興味のない話題になると恋人からの質問に一方的に「はい」「いいえ」を言うだけになったり、正確な回答をしようとして無言になったりすることも見られます。

しかも、アスペルガーの人の中にはプレゼンをしたり、ミーティングで問題解決をしたりすることには長けている人も多く、これらの人は職場では「コミュニケーション力がある人」と高評価されているので、「なぜ仕事ではうまくコミュニケーションできているのに、私とはうまくコミュニケーションできないのか」と悩む女性も多いです。

これは厳密には間違いで、「コミュニケーション力があるのに私とはうまく会話できない」のではなく、「プレゼン力や問題解決力はあるのに、相手の気持ちを考えたコミュニケーションが出来ないから、仕事はできるのに私とのコミュニケーションはうまくいかない」と捉えた方が理解しやすいです。

アスペルガー自身に改善する気持ちがあれば、学校や仕事などで様々な人間関係を経験し、長きにわたる努力をすることで少しずつ改善していきますが、根本的には治りませんので、アスペルガーの彼氏を持つ女性としては聞き役になってくれる女友達をちゃんと確保しておくことと、「興味があることに没頭するというのはこの人の長所だと捉えよう」と前向きに考えるようにすることが有効です。


アスペルガーの人は恋人に対しても論理的に話そうとする

アスペルガーの人は論理的な話を好み、論理的でない話が苦手な傾向があります。

これは相手の表情や感情などを理解した上で自分の行動を決めるのが苦手であるため、自分の行動を決める数少ない根拠として論理に頼ることが多いからだと言われています。

そのため、アスペルガーの人は恋人との会話の中でもつい論理的になりすぎてしまうことが多く、ただ聞いてほしいだけなのに「それは間違っている。なぜなら・・・」と論理で返したり、「友達がこんなことを言っていた」と言われたらそれも「その友達は間違っている。なぜなら・・・」と反論しようとしたり、ちょっとした言い間違いをすぐに正したりという行動が見られます。

私も今でもこの行動はついやってしまいがちで、アスペルガー症候群を知ってからようやく直すように心がけるようになったくらいです。

恋人との会話でも、学校の授業中に意見を発表する時と同じように「正しいことを言うこと」ばかりを意識していた気がします。

これもアスペルガーの特徴なので、アスペルガーの彼氏がすぐに論理的な話ばかりし始めるようであればスルーしてあげることが得策です。

なお、二人の間だけでの会話で論理的トークや訂正トークをされるだけならまだよいのですが、大変なのは複数人数で会話している際にもアスペルガーは話の誤りを訂正することが多いということです。

大人数でいる時に女性が何かを話したところ、アスペルガーである恋人がその訂正をしてきたため、プライドを傷つけられたように感じ、悲しくなったという女性は多いです。

そのようなことがよく起こる場合は、「大人数でいる時に小さい誤りを訂正されると会話が盛り上がらず、私はプライドが傷つけられたように感じてしまう。今度からはその場で修正せず、後で二人になった時に修正するようにしてほしい。」というように伝える方が得策です。

伝えるのも大人数でいる時ではなく二人になったタイミングとし、なるべく論理的に、なるべく冷静に、なるべく簡潔に短く伝えるとよいです。



突然、言葉で攻撃してくる

アスペルガーの人は恋人などの親しい人に対して攻撃的な口調でまくしたててくることがあります。

これは恋人が原因でないストレスが爆発しているだけのこともありますし、興奮して話しているので怒っているように聞こえるだけのこともありますが、多いパターンは「相手が何かを言おうとしたのを受けて『これから攻撃される』と感じたため、とっさに反論した」というパターンです。

これは怒られた方に攻撃する意図がなかった場合、まったく予期せぬタイミングでアスペルガーから攻撃(アスペルガーにとっては反撃)されることになるので驚く場合が多いです。

アスペルガーの人は「攻撃されるかもしれない」という危機に対して敏感に反応することが多いためこのようなことが見られますが、このモードになったあとは会話がさっぱり噛み合なくなることが多く、双方にとって非常に疲れるやりとりとなります。

こうなった場合はアスペルガーに対して「あなたを責める意図はない」とはっきり伝え、言い争いを治めることが重要です。

また、アスペルガーの人は論理的でない話、結論がない話を聞くのが苦手であり、あまりに長々と論理的でない話を聞いているとストレスが爆発してしまうこともあるので、言いたいことをまとめてから話すようにすると効果的です。


アスペルガーの人が恋人と付き合う時の特徴と、アスペルガー男性側が注意すべき点、アスペルガーと付き合う女性側が注意すべき点については上述のマクシーン・アストン氏の著書「アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得」が最もわかりやすいです。

何千人ものアスペルガーをカウンセリングして来た経験をもとに書かれているので、具体例が豊富で非常にリアリティがあります。

「定型発達の人なら簡単にできるけど、アスペルガーにとっては難しいこと」と「恋人の男性が定型発達である女性にはわからないけど、アスペルガーを恋人に持つ女性としては非常に重大な問題」の両方についてわかりやすく解説されています。

Amazonの口コミ評価は非常に高評価ですが、まさに口コミ評価どおりの実践的な書籍です。





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