アスペルガー症候群ランキング 忍者ブログ

アスペルガー夫の特徴と対応策ブログ

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > アスペルガーの特徴 > アスペルガーの症状の悪化に要注意 〜精神疾患、依存症、周囲のストレスの悪化、失業、家庭崩壊、死亡事故まで〜

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アスペルガーの症状の悪化に要注意 〜精神疾患、依存症、周囲のストレスの悪化、失業、家庭崩壊、死亡事故まで〜

アスペルガー症候群の特徴自体は先天的なものであり、その人の持つアスペルガーの特徴自体が「悪化する」ということはありませんが、症状自体がどんどん悪い方に出て行き、本人の苦労や周囲のトラブルを悪化させることはあるので注意が必要です。




アスペルガーの症状が悪化して起こりえる問題やトラブルには以下のようなものが実際にあります。

合併症を引き起こす

アスペルガーの症状の悪化による問題の最も多いものが合併症のリスクです。

アスペルガーの人は幸福感を感じるホルモンであるセロトニンの量が少ない傾向があるため、うつ病などの精神疾病になりやすい傾向があります。

私のように「アスペルガーの特徴が出ている」くらいであれば、アスペルガーを理解できるまでは妻が私とのコミュニケーションに悩むという問題はありますが、それ以外は友達と普通に話せなかったり、スポーツが苦手だったりと日常生活に支障が出ることはあまりありません。

ところがこれがうつ病などの精神疾病になると、外出できなくなったり、それ以前に何もする気が起こらなくなったりと日常生活全般に支障をきたします。

また、幸福感が足りない上に常にストレスが貯まった状態で生きているアスペルガーの人は精神疾病だけでなく、依存症になるリスクが高いです。

足りない幸福感をギャンブル、アルコール、タバコ、ゲーム、インターネット、人によっては性行為やドラッグなどで満たし続けようとするために、依存症になりやすいのです。

これらの精神疾患や依存症の予防策としてはセロトニンの分泌を助ける栄養素であるビタミンB6を豊富に含むマグロ、カツオ、鯖、牛レバー、鶏肉、にんにくなどを食べることが有効です。

また、精神疾患や依存症はその症状が明らかにならない場合も多いため、兆候があったらすぐに医者に行くことが重要です。

私はアルコールの量が多いので、今回アスペルガーの診断に行った際に念のため一緒にアルコール依存の診断もしてもらいました。

周囲のストレスが限界に達する

アスペルガー症候群の症状の悪化により本人が一番苦しむパターンは上記のような精神疾患や依存症ですが、最もよくある例は、アスペルガーの人の理解不能な言動が数々出て来るにつれ、周囲のストレスが限界に達してしまうことです。

特に、アスペルガーの夫が奥さんにとっては理解不能な言動を連発し、奥さんのストレスが過度に高まっているにも関わらず、アスペルガーの夫自身はそれを全く問題と思わないために、奥さんの方がうつになったりしてしまうというカサンドラ症候群になるという例は多いです。

カサンドラ症候群は医学的には正式な病名ではないのですが、あまりに多く見られ、今では社会問題と化してきているため、カサンドラ症候群になった奥さんが集れて話を聞いてもらえる会なども全国に数多く出来てきました。

アスペルガーの夫がアスペルガーを理解し、自ら問題行動を改善するという方法もあるにはあるのですが、アスペルガー症候群は先天的な脳の機能の障害なので、そもそも完全に定型発達の人と同じようにはならないため、奥さんがまずアスペルガーを理解し、夫の理解不能行動を受け入れたり、スルーしたりしながら、一緒に問題に取り組むことが必要です。

また、子どもがいる場合、アスペルガーの人は子どもへの接し方がかなり特異なこともあります。

勉強やスポーツで異常に厳しい指導をしたり、殴る蹴るで泣かせてしまったり、子どもが怖がってしまうような話を突然始めたりという例が多くあります。

このような場合、奥さんが子どもへの接し方のルールを作り、冷静に説明してあげたり、ある程度の年齢になったら子どもにも父親に見られるアスペルガー症候群の特徴について説明してあげることも重要となります。

職場で再三にわたって問題を起こし、すぐに失業する

アスペルガーの人とのコミュニケーションは独特なコミュニケーション方法が必要であるため、仕事の内容によってはなかなか仕事が上手にできるようにならなかったり、職場でトラブルを起こすことがあります。

また、遅刻が多いタイプのアスペルガーもいて、職場での苦労を強いられるタイプは多いです。

アスペルガーの人に向いている仕事、向いていない仕事はコチラ

実際にあるケースでは上司が叱る際に「やる気がないのなら、お前なんかやめてしまえ!」という言い方をした際に、言葉の裏の意味がわからないアスペルガーの人は本当に辞表を出してしまうなどの例もあります。

また、職場で問題を起こさなくても、職場の上司や同僚がアスペルガーを理解していないがために、アスペルガーの人のことを責めすぎてしまい、アスペルガーの合併症として多く見られるうつ病などになってしまうという危険性も考えられます。

もし差し支えなければ職場の人にもアスペルガーのことを理解してもらうようにする方が確実です。

金銭感覚のなさが原因で、家計を崩壊に追い込む

アスペルガーの人は金銭感覚に欠けるタイプの人もいる上に、アスペルガーの人はそののめりこみ傾向とストレスの高さから趣味、ギャンブル、ゲームなどにハマり、お金を使いすぎてしまうリスクを持っています

特に家族を持っているアスペルガーの人の場合、趣味、ギャンブル、アルコールなどに過度にお金を使いすぎて借金を重ねてしまうなど、家計を崩壊に追い込みかねないリスクを持っています。

また、アスペルガーの人は言葉の裏の意味が読めず、聞かれたことにしか答えないため、借金が奥さんにバレた際、「消費者金融の借金のリストを全部見せて」と奥さんに言われて見せたが、奥さんが消費者金融の借金を全て返済した後になってから、実は信販会社からも何社も借金をしていたことが判明するという例もあります。

あまりにひどくなってきた場合は、アスペルガー本人はカードを持たない、パートナーの人はお金のことの相談がしやすい環境を作っておくなどの対策が必要です。

ストレスが原因でめまいを起こしたり、意識を失う

アスペルガーの人は危険を感じた時、自分が責められていると感じた時、視覚・聴覚・触覚などに不快な刺激を感じた時などに急激にストレスを高める傾向があります。

そして、アスペルガーの人は定型発達の人と比べて常にストレスが貯まっていることも多く、その上で何かのストレスを感じた際には癇癪などの形で爆発させることになってしまう人も多いです。

怒りをまき散らすのも迷惑ですが、もっと酷いのは過度にストレスが貯まりすぎたことにより、めまいを起こしたり、最悪は一時的に意識を失うこともあります。

アスペルガーの旦那さんを持つカサンドラの女性であるカトリン・ベントリー氏の著書「一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために」の中では長時間の運転をしていたアスペルガーの夫が運転中に意識を失い、大事故を起こして家族全員が大けがをしたエピソードが紹介されていますが、症状が悪化するとこのようなことが実際に起こります。

ストレスを貯めすぎないように休憩を適度に取ったり、視覚や聴覚が過敏であるタイプのアスペルガーであれば運転中はそれを極力シャットアウトできるように周囲が配慮したりすることが必要です。








にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ
にほんブログ村
PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP