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アスペルガーの人に向いている仕事、向いていない仕事

アスペルガーの特徴には人によって全く異なる現象があるので、一概にこの職業がアスペルガーに向いているか、向いていないかは判断できませんが、アスペルガーの人に出ている特徴と、仕事に求められるスキルを勘案するとアスペルガー自身で自分に向いている仕事と向いていない仕事がわかるようになります。




<<アスペルガーに向いている仕事>>

ロジック(論理)が必要な仕事

アスペルガーの人は普段の会話が稚拙にも関わらず、語彙が豊富で、論理的に専門的な話をするのは得意な人がいます。

これが、法律関係、行政関係、会計関係、IT関係などで生きてくることが多いそうです。

またIT関係の中でも、あらゆる言語の中で最も明晰な言語のひとつを用いるプログラミングなどで成果を発揮する人は多いようです。

私は前職は経営コンサルタントでしたが、この仕事はロジックが必要な仕事だったので、私の明日ペルアガーの特徴は非常に役に立ったと思います。

豊富な知識や記憶力が必要となる仕事

アスペルガーの人は小さい頃から知識が豊富である上に、自分の専門分野は驚くほど集中して研究し、誰よりも詳しくなることがあります。

そのため、そのような特徴があるアスペルガーの人は、医師、薬剤師、法律家、学者、研究者などになるのに有利に働くことがあります。

これも経営コンサルティングの仕事に非常に役に立ってくれたと思います。

視覚的処理能力が必要となる仕事

アスペルガーの人は、全体的には言語能力が優位で視・空間的能力が劣る傾向がみられますが、中には視覚的処理能力が優れているタイプもいます。

この視覚的処理能力が高いタイプはパズルを解いたりや地図を読むことが得意で、この能力は建築の設計、造園、デザイン、映像作品制作、工学、カメラマン、スタイリスト、広告業界などで活かされます。

アスペルガーの特徴が出ている人が有名な音楽家、画家、映画監督になった例が多く見られるのはこれが原因です。

私は小さい頃から絵も苦手で、大人になってからも一時期は一眼レフで写真を撮ったりしていましたが、うまくならなかったので、私は視覚能力は劣っている傾向があるタイプのアスペルガーだと思いますので、これらの仕事はやっても苦労したのではないかと思っています。

空想する力が必要となる仕事

アスペルガーの人は総じて相手の気持ちを想像して行動するのは苦手ですが、現実離れした空想の世界を想像することが得意なタイプがいます。

このようなタイプの人は理論物理学者、建築家、商品開発、芸術家、作家、映像作品制作などでこの空想する力が発揮されます。

アスペルガーの特徴が見られた偉人の中で特に有名なアインシュタインは、まだ世の中で考え方そのものが存在しなかった相対性理論を想像する力があったということだと言われています。

私の小学校の頃の通知表を見ると「アイデアが豊富」「新しいアイデアを次々と出す」という評価があったので、もしかしたら今後、このアスペルガーの特徴が活きる時が来るかもしれないと思っています。

秩序や規則を扱う仕事

アスペルガーの人は秩序や規則が好きで、これらを作る仕事や、扱う仕事でこのスキルを発揮することがあります。

例えば、ルールそのものを扱う法律や行政などはもちろん、ルールが存在する囲碁や将棋などのゲーム、秩序が存在する音楽、世の中のお金の動きの秩序を扱う金融学や経済学、音と文字の秩序を扱う言語学の学者などで成功している人が多いそうです。

経営コンサルティングの仕事では、商売を成功させる法則を見いだしたり、失敗する時の共通のパターンを発見したりすることを「ルール化」と読んでいましたが、私はこのルール化が大好き、かつ大得意で仕事では多いに役に立ったのですが、これもアスペルガーの特徴から来ていたと今では思います。

強い信念が必要になる仕事

アスペルガーの人は自分の意見に自信があり、暗い雰囲気や重い空気に流されずに行動することができることから、ベンチャー企業の経営者や政治や社会活動家などで成功することがあります。

アスペルガーの傾向がよく出ているインド独立運動の父・ガンジーは対人関係が苦手でしたが、当時のインドでは当たり前だったイギリスからの様々な植民地政策を正すという正しさへのこだわりを発揮して独立運動の偉大なリーダーになったとみなされています。

私が働いていたコンサルティング会社では部門リーダーになるとかなりの裁量が与えられる会社だったのですが、私も「強い信念」があるほうで、これも信念の元にリーダーシップを発揮して部門を動かすのに役に立ちました。

刺激的で、感情に左右されないことが必要とされる仕事

アスペルガーの人は「これをしたら、相手の人はどのように感じるか」を察することが苦手なので、相手の気持ちを汲んで行動するのは苦手です。

しかし、このことは裏を返すと失敗した時のリスクが大きい大舞台でも感情に左右されずに冷静に仕事をすることができるということです。

その上、アスペルガーの人の中には刺激的な日常を好むタイプがいます。

このようなタイプは救急救命医、保安関係、消防士、記者、ジャーナリスト、報道カメラマン、テレビやラジオのディレクター、法廷弁護士などで大きな成果を発揮することがあります。

また、汚職がなく身ぎれいで知られる政治家などにもこのタイプが見られる人は多くいるそうです。

私の前職は毎日全国を出張するような仕事で、かなり刺激的な毎日だったので私は仕事をすごく楽しむことができたと思います。

対人関係や組織の人間関係が煩わしくない仕事

アスペルガーの人は対人関係がスムーズにいかないことが多いですが、自分の専門分野では強い力を発揮するので、人間関係が煩わしくない職場の方が向いていると言われています。

税理士、会計士、図書館司書、校正者、翻訳家、整備士などでその力を発揮することが多いです。


<<アスペルガーに向いていない仕事>>

対人関係スキルや臨機応変な対応、マルチタスクが必要な仕事

協調性、対人スキル、コミュニケーション能力が大きな比重を占める接客、営業などの職種は向かないと言われています。

また、交通情報などに臨機応変に対応する必要がある旅行代理店、日々変わる相場に対応する必要がある金融取引関係、顧客の突然の想定外の要望に対応する必要がある予約窓口、コールセンターなどの臨機応変な対応が求められる仕事も合わないことが多いと言います。

また、アスペルガーの人はマルチタスク(複数の仕事を同時に進めること)が苦手なので、コックや飲食店のウエイター・ウエイトレスなど複数の要求を同時にこなすことが求められるため、うまくいかないことがあります。

ただし、アスペルガーらしくこの職業にハマってしまえば、成功法をどこまでも研究し、その場の直感ではなく多くの経験を元に言動を決められるので、これらの職種で成功するアスペルガーももちろん多くいます。

接客も今はマニュアルがしっかりしている店が多く、マニュアルという規則にそって動くのはアスペルガーの得意ジャンルである上に、臨機応変な対応が必要と言っても、毎回完全に0から考えるという仕事はあまりないため、いくつかのパターンを把握してしまえば、秩序が好きなアスペルガーはそれをもとにこなすことができ、成功できているというタイプもいます。

私がやっていた経営コンサルティングの仕事も対人スキルが非常に求められる仕事だったのですが、仕事上の人同士の付き合いは最初はかなり苦手でしたが、経験と知識を元にある程度乗り切れるようになりました。

マネジメント職や管理をする仕事

現場の職人や技術者としては優秀だけれども、人の気持ちを察したり、動かしたりするマネジメント職になると突然成果を発揮できなくなるタイプのアスペルガーの人は多いです。

また、優れた管理能力が必要な人事、労務、経理などの仕事でも馴染めないことが多いです。

ただし、初めてマネジメント職をやる人はほとんどの人が最初は失敗の連続で、失敗から学んで優秀なマネージャーへ成長していくというパターンがほとんどであり、直感ではなく知識や経験から学ぶということはアスペルガーの人は小さい頃からやってきたことなので、最初はダメでも後から優秀なマネージャーになることは多くあります。

また、リーダーとして部下を駒のように扱うことで会社や部門を飛躍的に成長させることに成功するタイプのアスペルガーもいるので、一概にマネジメント職に向いていないとも言えないという考え方が有力です。

私の場合は部門長になった際は管理を頑張ろうとしすぎて、部下に無駄な資料を大量に提出させようとしたり、部下が失敗した時には完全にパワハラと言えるレベルでひどい叱責をしたりしてしまうなど、かなり苦労しました。

仕事を辞める前くらいには知識と経験をもとにだいぶ改善しましたが、あまり向いている方だとは思いません。

ワンパターンで退屈な仕事

アスペルガーの人は強い刺激と変化に満ちた生活を求めることが多く、飽きっぽいためワンパターンな仕事は苦手であることが多いです。

ただし、もちろん、アスペルガーの人の中でも孤独や単調な生活が強いられる仕事で成果を出す人は見られます。

アスペルガーの人は孤独を苦と思わないどころか好む人が多く、単調な生活に耐えられるタイプの人もいます。

あるアスペルガーの男性は、普通の会社で働けず引きこもりになっていたけれど、朝が早くて細かい規則と日課に縛られるお寺で働いてみたところ、ほとんどの人がすぐに辞めて行く中で何年にも渡って勤め続け、ベテラン僧侶にまでなったという例もあるそうです。

ミスや忘れ物が大事故に繋がる仕事

運転士、航空管制官などの交通関係や経理など、大舞台がある訳ではないが、一日中常にミスと隣り合わせであり、1つの小さなミスが大事故に繋がる仕事は向いていないと言われています。

ただし、もちろん、空間把握能力に優れているタイプのアスペルガーが交通関係で成功するパターンもありますし、数字に強いタイプのアスペルガーがお金を扱う仕事で成功するパターンもあります。



専門医の解説を色々調べると、どの人も「アスペルガーの根本的な傾向は皆持っているが、特徴は全ての人で異なるので、定型発達の人がそうするのと同じように自分に合った職場を探す努力は必要になる。」という結論のようです。

ところが、アスペルガー症候群に向いている仕事、向いていない仕事を解説している本やブログなどは色々ありますが、かなり「これはまずダメ」「これはうまくいく」などの極論を言っている人も多いです。

アスペルガーに合った仕事、合っていない仕事については私もかなり色々調べ、本もたくさん読みましたが、どれか1冊を選べと言われれば岡田尊司氏の「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書)」が最もお勧めです。

わかりやすく、説得力があり、比較的すぐに読めます。







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