アスペルガーは飽きずに一人遊びを続ける　〜野球チームに入らず壁にボールを延々投げて遊び続けていた私〜

アスペルガーの人は子どもの頃から大人になっても一人遊びが好きで、しかもハマったものはかなり没頭してずっと続ける傾向があります。

私は小学校の頃から一人遊びが好きでした。

小学校の頃は野球のカードゲームが好きでした。

選手がカードになっていて、１チームで１セットになっており、カードを並べてオーアーを組んで、打順がまわってきたらサイコロを振ると、選手カードの裏にサイコロの目ごとの結果が書いてあり、目によって「内野ゴロ」「レフト前ヒット」「ホームラン」などの結果が出て試合を進めるというゲームでした。

これは一人で遊ぶ用のゲームではなく対戦ゲームだったので、これを私と弟とで１セットずつ持ち、よく対戦していたのですが、習い事（私は水泳、弟は野球をやっていました）の時間が合わなくなった頃から、これを一人でやるようになりました。

本来は対戦型のこのゲームを私は一人で攻撃側と守備側をやり、延々試合を進めるのにハマっていました。

はたから見たらかなり暗い遊びなので、これを見た母親は「そんなことしていないで外に遊びに行ったらどうなの！」と叱ったことがありましたが、私はこれが楽しかったです。

また、小学校の時に地元の野球チームに誘われたことがありましたが、うまくできなかったこともあり、そのチームには入りませんでした。

ただ、野球は好きだったので外で遊ぶ時も一人で壁にボールを投げ、跳ね返って来たボールをグローブで取る、というのを延々繰り返すのが好きでした。

私が延々これをやっているのを見ていた近所のおばちゃんは、「野球をやりたそうだから、野球チームに入れてあげたら？」と私の母親に言っていたそうですが、私は団体競技をやりたいのではなく、一人で延々投げて、取ってに没頭するのが好きだったので、結局野球チームに入ることはありませんでした。

その後も一人で遊ぶゲームはかなり好きで、ゲームも好きでしたし、今でもゲームにはハマります。

私の会社は社交的な人が多かったので、職場にゲームが趣味という人は見たことがありませんでしたので、私は職場の中ではかなり内向的なほうだったと言えます。

今でも勝手にゲームを分析するブログを書いていますが、同じゲームの攻略法を書いてあるサイトでも私ほど細かく詳しく分析して書いている人は見当たらないので、かなりのハマり具合だと思います。

今はゴルフも好きですが、ゴルフは個人競技である点も私に向いていると思います。
少しやったけどハマるほどまでは全く行かなかったテニスとは対照的です。

一人遊びにハマっているアスペルガーの人がいたら、それはアスペルガーの特徴なので子どもであれば「もっと友達と遊びなさい」と言ったりしても本人は楽しめませんし、大人であれば「なんでそんな暗いものにハマっているの。」と責めても、アスペルガーにとっては苦痛です。

問題は、ゲームなどの一人遊びはハマりすぎると依存症になるリスクがあるという点です。

アスペルガーの人は依存症を併発することが多く、もしゲーム依存症になれば仕事に手がつかなくなったり、課金しすぎて家計をピンチに追い込むようなことになったりするリスクがあります。

そこまでのレベルに行っていれば完全に依存症で、危険な状態です。

対応策としては、依存症というのは完全な病気ですので、心療内科医や精神科医の医師の所に行って本人・パートナー・医師の３人で一緒に対処を講じる必要があります。

禁煙やアルコール依存対策と同様に、様々な依存症への対処法が存在するので、専門家の判断を仰ぐのが得策です。

依存症については私も色々勉強しましたが、「マンガで分かる心療内科依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ) (ヤングキングコミックス)」が最もわかりやすくお勧めです。
心療内科医の医師が書いた本なので信憑性も高いです。

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