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アスペルガーは頭の中に結婚相手に求める要素のチェックリストを持っている人がいる 〜遊び目当てならお前よりかわいい子へ行くよと妻に言った私〜

アスペルガーの人は自分の気持ちを自覚しにくく、理屈で物事を考えるため、結婚を考える際も気持ちではなく、頭の中にある「結婚相手に求める項目チェックリスト」に基づいて結婚を考える人がいます。




私たち夫婦はお見合い結婚ではないので、一応恋愛結婚という分類になるのだと思いますが、アスペルガーである私の結婚相手選びは恋愛とは明らかに別物でした。

私は結婚相手を考える際、頭の中に「どのような結婚相手を選ぶべきか」というリストを作りました。

私の中での結婚相手の条件は「何事においてもやる気がある」「前向き」「勉強好き」「(知識があるという意味ではなく)考え方がまともであり先鋭的」「考える力がある」「話せばわかる」「単純で素直」「理性的」のようなもので、どちらかというと恋人に求めるものというよりは新入社員の採用基準のようなものでした。

特に重視したのは「何事においてもやる気がある」という点、「前向き」である点、「勉強好きである」という点の3点でした。

私がこれを重視した理由は、上記の3要素さえあれば、マリッジブルー、妊活、マタニティブルー、産後うつ、子育てストレス、専業主婦の社会的欲求、仕事と子育ての両立、そしてゆくゆくの更年期障害まで、感情的にではなく、論理的・学術的に解決に進めると思ったからです。

また、私はたとえ結婚生活においても、私自身の意思・価値観に背いた人生を送ることは耐えられなかったので、「妻の価値観で生きる」ということも無理ですし、「結婚した以上、自分のやりたいことは我慢して妻に合わせる」と言うことも無理だと思っていたので、「夫と妻の双方の価値観に合致する生き方をする」という生き方を目指していました。

そのためには「話せば分かる」という要素は非常に重要でした。

そして、アスペルガーである私の中に、恋愛の延長線上に結婚があるという考え方は一切ありませんので、結婚相手には顔も、スタイルも、ファッションセンスも、一切求めていません。

私は独身時代はいい加減な女性付き合いをよくしていたことは妻も知っていたので、付き合う時に告白したところ、「遊びじゃないの?」と聞かれました。

その時に私は「遊びならもっとかわいい子へ行くよ。」と言いました。

私は「つまり、それだけ真剣だと言うことだ」と伝えたかったのですが、幸いにも妻はこれをその通り受け取ってくれ、「確かに。遊びじゃないんだ。納得。」と思ったそうです。

私はかなり真剣に上記の言葉を言ったのですが、この話を女友達に話した際、皆が「それって、かわいくないと敢えて言ったということこと?」と感じたそうで、ドン引きされました。

この時初めて、おかしなことを言ったと私は気づきました。

もちろん、アスペルガーの人の言った言葉には裏も表もないので、上記の私の言葉の意味は「遊びならもっとかわいい子へ行くよ。つまり、それだけ真剣だと言うことだ。」という意味しか持ちません。
「かわいくない。」とは一言も言っていないので、アスペルガーの言葉を理解するためには、「言っていないことは思っていない」という点を理解すれば私の意図は理解できるはずです。

しかし、女性の多くは「つまり、かわいくないと言った。」と誤解するのでアスペルガーは苦しむのですが、妻に正しく理解してもらえた私は幸運でした。

そして、私は妻に愛を伝えるのはかなり苦手ですが、私のコミュニケーション方法というのはこのような変わったものであると妻が理解してくれ、最近では私の言葉に嘘はないと信じてくれるようになってきたことで非常に助かっています。

付き合ってすぐに「やはり、俺の結婚相手チェックリストに合致している」と判断した私は、妻には付き合ってから比較的早い段階で「結婚を考えている」と言いましたが、この時の私の感情は「本当に深く愛しているから一生一緒にいてほしい」というものというよりは、どちらかと言うと「合格だ。」に近い感覚でした。

私のこの考え方のようにアスペルガーの人には「その相手と結婚に至った理由」を「話せばわかるから」とか「家事ができるから」のようにある程度は論理的に語れる人が多いです。

一方、このような話を聞くと、定型発達の奥さんは「私のことを愛してくれているのではなく、私の能力を採用しただけなの?」とか、「私のことを愛してくれているのではなく、家事や料理をしてくれている便利な人だと思っているの?」とか、「私のことを愛してくれているのではなく、私が便利だから気に入っているだけなの?」というように、不安になってしまう人がいます。

なぜアスペルガーの人はこのような発言をして、定型発達の奥さんを困らせてしまうのかと言うと、アスペルガーの人は論理的に話をするのが好きで得意な一方、自分の感情を伝えるのが嫌いで苦手なので、「今でも愛しているよ。」というのを女性に伝わる形で表現することが苦手で、つい論理的に結婚した理由を語ってしまう傾向があるからなのです。

アスペルガーの人には「一見冷たいけれど奥さんのことは好き」「愛を感じないけれど奥さんのことは愛している」という人は多いです。

したがって、定型発達の奥さんは、「アスペルガーの旦那さんが愛を語ってくれないから、私は愛されていないのだ」という思い込みをまず捨てて、アスペルガーの人のコミュニケーションの傾向を知ることが夫婦のコミュニケーションの第一歩です。




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