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アスペルガーは空気を読めない 〜人を不快にし、誰も得しない発言を平気でする上に、それを悪だともあまり思っていないアスペもいる〜

アスペルガーの人の特徴として「空気を読めない」というものがあります。




アスペルガーの人は、脳の中の相手のことを考える部分と自分の行動を司る部分が連動して動かないという特徴があるため、相手のことを考えながら行動することが苦手です。

アスペルガー症候群と診断された人の中には

・上司に「仕事できないですね」と言う
・上司のお勧めの店にランチに行った際に「ここマズいですね」と言う
・みんなが何かを褒めている会話をしている際にその対象をけなす
・部下の仕事の間違いを人前で指摘する
・あまり面識がない相手に対して相手が傷つくことを言う

などの行動が見られています。

「空気を読めない」という言葉は私が幼少期の頃(30年前くらい)はそんなにみんな使っていなかったと思いますが、私も似たようなニュアンスで「もっと相手のことを考えろ」「なんで今そんなことを言うのか。みんな言うのを我慢しているでしょう。」「そんなこと、思っていても今言う必要はないだろう」というようなことを注意されたことはしょっちゅうあります。

私は小学校の頃、ブラスバンド部に入っていたのですが、その大会に行くためにみんなでバスで会場に移動したことがありました。

この時のバスが人数ギリギリしか乗らないバスで、順番にバスに乗せられていった結果、私は通路に出した補助椅子に座ることになりました。

この補助椅子が、当時小学生で背も小さい方だった私にとっても低くて狭い椅子で、固い上に、座るところに謎の段差があるというかなり座りにくい椅子でした。

私はこれに座ることになった時に「まあ、自分がこれに座ることになったのはたまたまだろうし、帰りは普通の椅子に座らせてもらえるだろう。」と思ったのですが、帰りも順番にバスに乗って行った結果、たまたま私がその補助椅子に座ることになりました。

その時、私は「またこの補助椅子かよ!」と言ったのですが、これが引率の先生の逆鱗に振れ、「なんで今そんなこと言うんだよ!他にも我慢している人がいるだろう!」となぜそんなに怒られるのかわからないくらい厳しく叱られました。

先生の機嫌も悪かったのかもしれませんが、大会が終わって疲れて帰る帰りのバスの中での私の発言だったのでかなり空気を読めていない発言だったのだと思います。


また、アスペルガーの人の中には空気を読むことの重要性自体を理解していない人も多いです。

精神科医の岡田尊司氏の著書「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書)」でアスペルガーの人が空気を読めない理由について、その原因である脳の障害の解説と併せて、アスペルガーの人の思考についても解説しています。

同氏いわく、誠実に物事に向き合うということは正直に思ったことを言うことであり、自分が真実であると思っていることを言わなかったり、歪めて言うことは不誠実だと思っているタイプの人もいるそうです。

また、アスペルガーの人の中には変化に対する不安を持つタイプの人もいて、このようなタイプの人は余計に自由な身動きを奪われてしまいます。


さらに、アスペルガーの人の中には、過去に空気を読もうとして失敗した経験や、空気を読んで何かを言わないでおいたことを後悔した経験を持っている人もいます。

空気を読まない言動で注目され、成功している人に憧れを持ち、「空気なんて読まない方がいいんだ」とまで思っている人もいます。

私もどちらかというとこの傾向が強く、空気なんて読めるものでもないし、空気を読んだ結果物事が好転するとは限らないし、例えば会議などで空気を読んで無難なことしか言わなければ自分が会議に参加している価値がないし、本当に優れた考えを持った人の発言は空気を読まないで発言してもらった方が役に立つし、むしろ優れた意見は空気を読んで隠すべきではないとすら思います。

サラリーマンをしていた頃も、会議の時にようやく結論に向かって意見が集約されてきたタイミングで逆の意見を出したり、今回は根本的な問題点ではなく当面の解決策についての話し合いがされようとしていたのに根本的な問題点について突然取り上げたりした時によく「空気読めない」と言われていました。

もしこんなタイプのアスペの人がいたら、最初の段階で「今日はこれについて話し合おう」と議題を明確にしてから会議を始めたり、途中で何かの意見を集約する段階になったら「では、残りの時間でこの点を具体的に詰めて、いったん今日の打ち合わせは終わりにしよう」などというように、今から何を話すのかを明確にしてもらった方がスムーズです。

また、アスペの人にとっては空気を読んだ発言よりも正しいと思うことを言う方が大事であり、この考え方は変えられない人が多いので、アスペの人がこだわっている部分について批難することはかなり危険で、大きなもめ事になる可能性はかなり高いですので、そこはスルーしてあげる方が無難です。





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