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アスペルガーの運転の特徴 〜運転が下手だとは言えないが、免許取得に時間がかかり、ストレスを貯めやすい傾向がある〜

アスペルガーの人でも運転免許は取れますし、自動車の運転をしても問題ありませんが、アスペルガーの人の運転の仕方には特徴が見られることが多いです。




アスペルガーである私の運転の特徴

私は車の運転は昔は得意な方でしたが、今はかなり苦手な方だと思います。

学生時代、毎日のように車に乗っていた頃は、一緒に乗っていた友人からは運転はうまいと言われていました。

アスペルガーは規則にしたがうのが好きですが、私もその傾向があり、教習所で教わったとおりに車に乗ったらまずミラーを確認したり、踏切できっちり一時停止したり、車線変更の時は早めにウインカーを出して入念に周囲の確認をしてから車線変更をするような運転の仕方をしていました。

また、私の学生時代はカーナビがまだそれほど普及していなかったため、目的地に行く時は地図を見て行っていたのですが、私は過去に通った道や、過去のどの曜日のどの時間帯に渋滞していたかなどを覚えるのが得意で、しかも地図を眺めているのが好きなので、地図を見て近道を探し、スピード違反を一切せずに一緒に行った友達の車よりも早く着いていました。

ところが東京で仕事をし始めてから車にほとんど乗らなくなり、久しぶりに車に乗った際はかなり運転がヘタになっていました。

アスペルガーが苦手なとっさの事態への対応も今は上手にできず、急ブレーキを踏むことも多いですし、そもそも運動自体が苦手なので一度ヘタになると勘を取り戻すのに時間がかかるように感じています。

今は沖縄に引っ越して、車に乗る頻度も増えたのでだいぶ慣れてきましたが、まだ学生時代と比べると上手に運転できていない感覚があります。

アスペルガーの人はたまにしか車に乗らないのによくぶつけるという特徴が出る人もいますが、私も仕事をやめて車に乗ることが多くなった頃にその傾向がありました。


アスペルガーの運転免許取得には時間がかかることがある

私はなぜか自動車免許もマニュアルで一発で通過しましたし、小型二輪免許もすべて一発で通過しましたが、アスペルガーの人の中には運転免許の取得に時間がかかるというタイプの人がいます。

全国で初めて発達障害者向けの運転免許取得コースを用意した栃木県の鹿沼自動車教習所ではNHKの取材に対して以下のように解説しています。

・発達障害者は「こういう風にしたらダメだよ」と指導するとめげてしまう人が多いので、「よくできてね。でもこうしたもっと良いね。」と指導し、終わった後に「今日はよくできたね。」とまた褒めるというようにすると、最後まで教習を終えられる。

・教官を採用する際には、教習所なので教育とサービスに関心があることは当然として、福祉という言葉に共感する人を採用するようにし、やさしい対応が出来る人を採用するようにしている。

・発達障害の生徒は、障害が理解されず、叱られたり、いじめられ続けてきた人もいるし、過去、他の人ができるのに自分はできないという経験をしてきたことが多いので、「また叱られるのではないか。」「また失敗するのではないか。」という不安を抱えていることがある。そこで「私たちがサポートするから一緒にがんばろう。」と声をかけてモチベーションを上げるようにしている。

ただし、宇都宮大学の梅永雄二教授の指導のもとで鹿沼自動車教習所が行った発達障害者向けの教習メニューの開発段階においては「発達障害者は学科や技能の上達がゆっくりであっても、上達すれば一般的な教習生と大きな違いがない」ということがわかっているそうです。

この研究結果を踏まえると、私の運転が下手になったのもアスペルガーだからというよりは、しばらく車に乗っていなかったことが原因だと考えられます。

鹿沼自動車教習所の発達障害者向けの教習プランでは指導方法に注意するだけでなく、特別に補習や予定表を作ったり、メンタルサポートの時間を用意したりするなどしています。

鹿沼自動車教習所の発達障害者向け運転免許取得プランはコチラ


アスペルガーが運転する際に気をつけた方がいいこと

アスペルガーの人は常にストレスを貯めた状態でいるので、運転中にもストレスがかかると癇癪を爆発させてしまうことになるので注意が必要です。

運転中は飛び出してくる歩行者がいたり、長い渋滞に巻き込まれたり、強引に割り込んでくる車がいたり、前にすごく遅い車が走っていたり、工事が続いていたりとストレスになりやすい外的要因が多くあります。

更に、長時間の運転や車内の同乗者の言葉など外的要因以外にもストレス要因は多くあります。

これらが重なってストレスを貯め込んでしまうと、癇癪を爆発させて同乗者と喧嘩になったりするなどトラブルにつながるため、運転中はストレス要因をなるべく排除することが必要になります。

これらは酷い例だと更に深刻な事態を招きます。

アスペルガーの夫を持つ奥さんであるカトリン・ベントリー氏の著書「一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために」では、長時間のドライブと、一緒に乗っていた子どもが騒いでいたことが原因で、運転していたアスペルガーの夫が意識を失い、警察から「生きていたのが奇跡」と言われるほどの大事故を起こしています。

アスペルガーの人はてんかんの発作(突然けいれん、硬直、意識不明などが起こり、体が思うように動かなくなるなどの症状がある)を起こすことが多く、定型発達の人と比べててんかんになる確率が高いという説もあります。

てんかんは継続して起こることが多いので、てんかんの発作が起こった経験を持つアスペルガーの人は運転をしないようにする方がよいと言えます。




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