アスペルガーの人は自分の意見には自信がある　〜自分がしたい話について執拗に調べ、すぐ論破しようとする私〜

アスペルガーの人は自分の意見にかなり自信を持っていることが多いです。

私は自信のないことを言うのは嫌いです。

なので、自分が話をしたいことについては、講演の内容でも、ニュースでも、ブログで書くことでも、発言する前によく調べる癖があります。

経営コンサルタントをしていた時は講演で自信のあることだけを発言したいので、講演の内容については裏付けや資料を他のコンサルタントよりたくさん調べた上で講演する傾向がありました。

ニュースについても新聞やテレビやYahoo!ニュースで見た情報だけをもとに話をすることはなく、専門家のコメントを自分で調べたり、関連する歴史的な経緯を本で調べたりするのが好きです。

私は今、このアスペルガーのブログ以外にゲーム、旅行、ダイエット、買い物などのブログを書いていますが、これらを書く際もネットで知った情報だけをもとに書くことは一切なく、実績のある専門家や当事者などの情報をかなり調べてから書いています。

そして、間違えることが嫌いなので、いい加減な情報に頼った会話もすごく嫌いです。

例えば糖質制限ダイエットについてブログに書く際には医学的な内容を調べる際には、去年問題になったDeNAのWELQのようなサイトの情報は使わず、信憑性ある臨床実験や学会でも評価の高い論文などの根拠に基づいて医師が書いた本などを何十冊と読んで、情報をまとめます。

旅行の情報についてブログを書く際も、Wikipediaや噂にもとづいて書くことは一切なく、自分で現地で見て確認したことや、歴史的な背景などであれば文献や統計などに基づいてしか書きません。

これらの結果、講演でも、ニュースなどについて会話する際も、ブログを書く際もかなり自信を持って意見を言います。

もともと自分の意見に自信があるというよりは、自信を持って意見を言うために日々情報収集しているという方が近いかもしれません。

これは小学校の頃からの傾向のようで、小学校の通知表には「読書好きで知識が豊富」という先生のコメントと並んで、「自分の考えもはっきりと話すことができます。」「言うべきことは言う」「自分の考えをみんなの前できちんと言えてすばらしい」というコメントが２年生の時から再三残っています。

そして、自分の意見に自信がある上に、間違ったことを言うのが嫌いで、論理的に正しいことを重視するので、人との会話でつい論破してしまう癖があります。

妻と話していても、妻は話を聞いてほしいだけなのに、いつの間にか私が論破モードになり、「これは正しい」「これは正しくない」「これは有効な解決策だと思われる」「これは現実的には実行不可能だからこうした方がいい」というように、よく言えば建設的な時もあるのですが、妻の意向とは違う話に変わってしまうことがあります。

これに対する解決策として有効なのは、「今から何の話をしたいのか」を奥さんの方が先に伝えることです。

聞いてほしいだけであれば「ただ聞いてほしい話があるんだけど」と切り出せばアスペルガーも論破をしないと決めて話を聞いてくれる可能性が高くなりますし、「どうしたらいいと思うか意見を教えてほしいんだけど」と言えば、これはアスペルガーの得意ジャンルですので論理的・建設的な解決策を出してくれる可能性が高くなります。

私たちの夫婦では、妻が一方的に話し始めたり、私が意見を言おうとすると妻が「聞いてほしいだけだったのに。」と私に当たり始めたりした際は「今から俺にどうして欲しいかを言って。」と私が言っています。

その際「聞いてほしいなら、そう言ってくれれば相槌打って聞く。俺に当たりたいだけなら、そう言ってくれれば、あまり長くならなければ、俺批判を延々聞く。相談なら、そう言ってくれれば俺が思う解決策を言う。」と私から伝えます。

これで「自信ゆえのいつでも論破グセ」をだいぶ回避できます。

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