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アスペルガーの人はよくイライラしている 〜イライラのリスクが高いため、禁煙外来は慎重にと医者に言われた私〜

アスペルガーの人はしょっちゅうイライラしているように見えますし、実際にイライラしていることが多いです。




アスペルガーの人がよくイライラしていて、何かちょっとしたことが原因で人やモノに当たるのには原因があります。


定型発達の人は何とも思わないが、アスペルガーはストレスに感じてしまう場面が多くある

アスペルガーの人は定型発達の人が普通にできることができなかったり、定型発達の人が気にならないことが気になったりするので、アスペルガーの人ならではのストレスを抱える場面というものがあります。

例えば、アスペルガーの人は視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚のいずれかが過敏であることが多いので、定型発達の人が気にならない光、定型発達の人が気にならない子どもの声、不意に体に触られること、自分の口に合わない料理しか出ないということなどでストレスを感じてしまいます。

また、アスペルガーの人は社会性の障害があるので、大人数が参加するパーティーや社交の場は苦手で、ストレスを感じやすいです。

アスペルガーの人はコミュニケーションにも障害があるので、普通に雑談の会話をしていても、アスペルガーの人は話がドンドンそれることをストレスに感じてしまいますし、相手の言葉の誤りを修正しないと気が済まないので厳密には誤っている言葉や表現を連発されるとストレスに感じてしまいます。

会話の中では論理的でない話にもすぐに気づいてしまうので反対せずにはいられなくなるのですが、ほとんどの場面ではそれも我慢しなければならないので、それもストレスです。

アスペルガーの人は狭く限定された趣味の範囲にすごく没頭したり、収集や自分の手順にこだわりを持つことが多いので、それらを邪魔されてもストレスを感じてしまいます。

アスペルガーの人だからこそストレスを感じ、イライラしてしまうという場面は日常生活の中で非常に多いのです。

なお、逆に定型発達の人が感じる「相手のことがかわいそうだ」「相手のことが心配だ」「友達の飼っていた犬が亡くなって悲しんでいた。私も悲しい」「なぜアスペルガーの人とは気持ちの通じ合うようなやりとができないのか」というようなストレスはアスペルガーの人は感じることはほとんどないので、「アスペルガーの人の人の方がストレスを感じる場面が多い。」と言うことはできません。

アスペルガーはちょっとのストレスでもイライラして攻撃したり、逃げ出したりしがち

医師であり自身もアスペルガーである畠山昌樹氏の著書「ぼくはアスペルガーなお医者さん 「発達障害」を改善した3つの方法」によるとアスペルガーの脳は、ノルアドレナリンというホルモンが働きやすい脳をしていると考えられています。

ノルアドレナリンというホルモンはストレスを受けた時に、口論をしかけたり、怒鳴ったり、当たったり、逃げ出したりという動き(闘争・逃走本能)をさせるホルモンです。

これらの闘争・逃走本能を起こすホルモンであるノルアドレナリンが働きやすいという特徴を持つアスペルガーは、ちょっとのストレスを受けただけでも過敏になって自分が批難されていると受け取ったり、攻撃的になったり、逃げ出したりしたくなったりするという行動の特徴があります。

私も小学生、中学生くらいまではキレやすい方の子どもだったと思います。

小学校の頃はしょっちゅうイライラしていた記憶がありますし、どうでもいいことで友達に当たったりした記憶もあります。

中学校の頃は「すぐにイライラする」と友達に指摘されていました。

これも親の教育や私の性格に問題があるのではなく、ノルアドレナリンが働きやすいという脳の特徴が原因だと考えられているということです。



また、アスペルガーの夫を持つカトリン・ベントリー氏の著書「一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために」では、アスペルガーの人が癇癪を爆発させやすい理由について、心をコップ、ストレスを水に例えて説明しています。

同著での説明によると、定型発達の人のコップは普段は空だけど、アスペルガーの人のコップには常に半分くらい水が入っているので、同じストレスを受けてもアスペルガーの人の方がすぐに水が溢れて(ストレスが溢れて癇癪を起こして)しまいがちであるということです。

特に、アスペルガーの人でなければストレスを感じないという場面も多いので、「なぜこんなところで、そんなにすぐに怒りを爆発させるのかわからない」と思われるような場所でイライラして攻撃したり、逃げ出したりしてしまうことがあると言えます。



ストレスが爆発しやすいため、禁煙することすら慎重になった方がいいと言われた私

私は「アスペルガー症候群の人はアルコール、タバコ、ゲーム、ネット、ギャンブルなどの依存症になりやすい傾向にある」ということを本で知り、自分はアルコール、タバコ、ゲーム、ネットの依存症に近い状態であることを知った私は、まずはタバコから辞めるべく、禁煙外来をうけるべく内科医に行きました。

内科医から「なぜ、禁煙外来をうけようと思ったのですか?」と聞かれたので、「心療内科医にアスペルガーの特徴が出ていると言われ、アスペルガーのことを勉強したら依存症になりやすいと知ったので、まずはタバコから辞めようと思ったからです。」と答えたところ、「アスペルガーの人は禁煙のストレスで日常生活に問題が起きるリスクも考えられるから、もう一度心療内科医に相談した方がよい。」と言われました。

アスペルガーは禁煙することにすらリスクがあるのかと私は思いました。

私にアスペルガーの特徴が出ていると診断した心療内科医によると、「アスペルガーだから禁煙のストレスが危険だということはない。ただし、禁煙のストレスはアスペルガーであろうとそうでなかろうとあるので、ストレスの発散方法を決めておいた方がよい。」と言われました。

続いて心療内科医からは「それよりも、今、アルコール依存の対策として週に2日休肝日を設けることをしていると言っていたが、色々なことを同時にやることでストレスが溜まりすぎるリスクがあるので、気をつけた方がよい。」とも言われました。

ちなみに禁煙中にストレス発散方法を決めておいた方がよいというのは内科医、心療内科医の共通した意見で、心療内科医のお勧めのストレス発散方法はウォーキングでした。

これらのアドバイスをもとに、禁煙治療を始めています。

アスペルガーの夫が普段の何気ない場面で、それぞれどのように考え、なぜイライラしてしまうのかを理解するにはアスペルガーの夫を持つカトリン・ベントリー氏の著書「一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために」がお勧めです。

長い結婚生活の中であったアスペルガーの夫の問題行動や発言などを具体的に紹介しているだけでなく、その時にどんなことを考えていたのかをアスペルガー夫に確認しながら書かれている著書なので、アスペルガーの夫が読んでも、定型発達の奥さんが読んでもあるあるネタと解決策が満載で非常に役に立ちます。





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