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アスペルガーな私の口癖 〜退屈を嫌い、会話をマニュアル化しようとし、間違いを正そうとする傾向から変な口癖が生まれる〜

アスペルガーの人は様々な口癖を持っています。




アスペルガーの人は想像性の障害があるため、自分の考え方ややり方にこだわりを持っていることが多く、その一見こだわりすぎるくらいこだわって大事にしている考え方から、よく同じ言葉が口癖として出てくる傾向があります。

また、アスペルガーの人はその場の空気を読んで直感で臨機応変に対応することが苦手なため、仕事などで会話や集団行動をスムーズに乗り切るために、「このような場合はこのように答えておく」という自分の中での会話のマニュアルを作っていることがあり、これも口癖として出てくることがあります。

もちろん必ずしもアスペルガーの特徴と言えないものも含まれていますが、私がこれまで「それ、口癖だよね」と指摘されたことがある言葉には以下のようなものがあります。


「この時間が無駄なんだよ!」

特に中学生、高校生くらいの頃は「この時間が無駄なんだよ!」というのが口癖だとよく指摘されたことがあります。

クラスでの活動や話し合い、部活動などの集団行動の際に誰かがダラダラしていたために何かをするのに思ったより時間がかかったりした際によく言っていた記憶があります。

私は「無駄な時間」が嫌いで、暇が嫌いです。

これは今でも同じで、ただ何かを待っている時間などというのは「その時間を有意義に過ごせていない」という気がして嫌なのです。

もっと言うと、「その時間は有意義に過ごせなかった」「その1日は有意義に過ごせなかった」と後から後悔するのが嫌いなので、今は常に時間に何か意味を見いだそうとします。

待っている時間はなるべくスマホをいじったり本を読んだりするようにして、「この時間は無駄に過ごしたのではなく、情報収集した」と後から思い返せるようにしようとしている感覚です。

中学生、高校生くらいの頃はちょっとした空き時間にいじるスマホがなかったので、無駄になった時間というのが嫌いで、その無駄の原因となった人(雑談をしてミーティングを邪魔した人や、ダラダラと動いて移動時間を延ばした人など)に「その時間が無駄なんだよ!」と当たっていた気がします。

なお、精神科医でありアスペルガーを含む発達障害の第一人者である星野仁彦氏の著書「発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)」で、アスペルガーやADHDの人は退屈に耐えられない傾向にあるという点を指摘していて、「あ〜退屈だ、何か面白いことない?」などと口癖のように言っていると説明しています。

同じく「刺激のない退屈な人生は生きる価値がない」「波瀾万丈こそ人生だ」と思っているとも解説していますが、これらの感覚は私は小さい頃からずっと持っていました。

小学校くらいの頃から「退屈だ。何か面白いことないかな」「このまま退屈な、意義のない日々を過ごしていたら、後から後悔するのではないか」というように思っていた記憶がありますし、中学校、高校くらいまでこの感覚はあったように感じます。

今でもなるべく時間を生きがい、やりがいを感じられることに費やすよう意識していますが、これもアスペルガーの退屈に耐えられないという特徴が出ていると言えるかもしれません。


「いいじゃないですか!」

私は経営コンサルタントの仕事をしていた頃、「いいじゃないですか!」が口癖でした。

これはクライアントによく指摘されていたので、社内の仲間に対してというよりは外でよく使っていたと思います。

私が「いいじゃないですか!」とよく言っていたのは、まだ経験が少ない頃はクライアントとの打ち合わせで何かの発言が出ると、それを正したり、論破したりしたくなる癖が私にはありました。

ところが、打ち合わせで誰かの小さな間違いばかりを正していたり、論破ばかりしていても誰も前向きな気持ちにならないため、やらなければならない業績アップ策が現場で実行されないということが多かったのです。

相手の気持ちの変化がわからないアスペにとって相手(当時の私にとってはクライアント先の現場社員)をやる気にさせることは非常に困難に思えましたが、相手のモチベーションを上げるテクニックの一つとして「小さなことを具体的に褒める」という方法があることを知識として学びました。

そこで、誰かが何かの報告をしてきたり、こんな不安があるというような話しをしてきたら、とりあえず「いいじゃないですか!」と言っておくことにしたのです。

私は相手の気持ちを考えて「いいじゃないですか!」と言っていたのではなく、相手の気持ちを察することができないのでとりあえず言っていただけなのですが、これはけっこう当たったようで、これを言うことで前向きな気持ちになってもらえたことは多かったと思います。

なぜ相手がこれを言われて前向きな気持ちになったことが多かったのかはもちろん私にはわかりませんが、かなり使える言葉だったので「口癖だ」と指摘されてからも使い続けるようにしていました。


「いい感じでよろしく」

社外での口癖が「いいじゃないですか!」だった一方、社内で部下などに対して指示を出す際の口癖は「いい感じによろしく」でした。

これは何かの仕事の指示を出す際に使うことが多く、部下がよく真似していました。

私がこれを言う際は、部下が仕事をする上で大事になる「なぜその仕事をするのか」「やる上で大事なポイントはどこか」「期日はいつまでか」などという点を説明した後に、その他の細かい点について「それ以外はいい感じでよろしく」ということが多かったです。

私はこの「いい感じでよろしく」には

・上述の大事な点はおさえてほしいが、それ以外の点は大事な点ではない
・大事な点ではないので、指示を出すのもめんどくさいし、自由になってよい
・そこで自分の頭で考えることは部下のためにもなるので、一度自分で考えてやってみるとよいと思っている
・大事な点ではないので、そこをうまくできなくても怒らないし、自分で考えた結果、いいものが出て来たらよいことなので、期待はしている

ということを説明しているつもりで言っていたのですが、これは「私がこういうように指示を出してもらえたら助かる」と思っていたからこのように言っていました。

アスペルガーは細かいニュアンスが伝わらないため、具体的に指示を出して欲しいと思っている人が多いですが、言われたことをやるだけだと、だんだん仕事ができるようになってくるにつれ飽きますし、嫌になります。

だけど、アスペルガーは失敗することも嫌うので、私の場合「ここだけは間違ってはいけない点」を具体的に説明してもらい、「ここは自由にやっていい点」も一緒にもらえるとやる気を持って仕事をできました。

だから部下にもそのように指示を出していたつもりだったのですが、この「いい感じによろしく」というのはあまり評判がよくありませんでした。

聞いてみるともっと具体的にやりかたを教えて欲しいという人が多かったので、何でも指示をしてほしい日本人には不評なのかもしれません。


「厳密には・・・」

アスペルガーは言葉や表現の細かい間違いが気になってしまう上に、間違った言い方をされた場合「本当はこういうことが言いたかったんだな」と察することが苦手です。

だから、相手の言葉の微妙な間違いや、説明の小さな誤りをつい正してしまうタイプの人がいます。

私はこの傾向が強くあり、誰かが何かを言った際に「厳密には・・・だけどな。」というように勝手に注釈をつける傾向があります。

コンサルなどでの打ち合わせや、解決策を探るための話し合い、誤解が生まれかねない内容をきっちり伝える必要がある資料作成などではこれはけっこう重要になってくるので、仕事をする上ではこの私の口癖はけっこう役に立ちました。

しかし、私は日常会話でも誰かの話しに対して「厳密には・・・」と返す口癖があり、これは結構な数の人を不快にさせて来たと思います。









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