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こんな時にアスペルガーはキレる 〜職場・日常生活・家庭・学校などでアスペがキレ出す5つのパターン〜

アスペルガーの人は常にストレスを多く抱えている上に、定型発達の人なら気にならないようなことが気になってしょうがなかったり、定型発達の人なら普通にできることができなかったりするので、他から見たら全く理解不能なところでキレ出すことがあります。




アスペルガーの人がキレるのは以下のような時です。

自分の思い通りの手順やスケジュールで物事を進められないときキレる

アスペルガーの人は自分で決めた手順や、日課を守ることにこだわりを持つことが多く、これらを邪魔されるとキレることがあります。

私は昼食、夕食を食べる時間、寝る時間などについては、朝の段階で何時頃食べるかの予定をなんとなく考えていることが多く、それと違う予定が入って食事と寝る時間が変わってしまうとイラっとしてしまいます。

他にも仕事などに関しては「今日は午後からこれをやる」と決めている日の昼頃に誰かから「夕方までにこれをやってほしい」などと頼まれると、ちょっとイラっとします。

また、アスペの中にはスケジュールを立てて物事を進められない人が多いですが、その欠点を理解し、失敗を恐れるがあまり、何でも細かくスケジュールを立てないと気が済まないというタイプのアスペもいます。

私はどちらかというとスケジュールを細かく立てたいタイプのアスペですが、このタイプは自分の立てたスケジュールを邪魔されたり、スケジュール通りに進められなくなった時などにキレることがあります。

このようなタイプのアスペルガーに対しては周囲はアスペ本人のやり方やスケジュールをある程度は尊重してあげるほうが得策です。

なお、仕事などで自分で決めた手順ややり方は部下や同僚などの他人におしつけるタイプのアスペルガーもいますが、このようなタイプの人は自分が決めた手順で他人がやらなかった時にキレることもあります。

これに対してはアスペの人が尊敬している上司などが冷静に、具体的に「彼のあのような方法は、彼のこのような特性に合っている面があるから、しばらくそのままやらせてみよう。」というようにアスペに対して論理的に理解をさせることが有効です。


神経を勝手に覚醒させ過ぎてキレる

定型発達の人は自分の神経を常にほどよい覚醒レベルに保つことで、仕事などをしている時は適度に集中し、休んでいる時は適度にリラックスさせることができます。

一方、アスペルガーの人は神経をほどよい覚醒レベルに保つことが苦手です。

したがって、アスペの人は仕事などをしている時に神経の覚醒レベルを上げすぎてしまうことが多く、これがアスペの人によく見られる特徴である仕事中毒になったり、仕事中に他のことが一切目に入らなくなったり、仕事が終わって家に帰ってもリラックスできなかったりということにつながります。

私も経営コンサルタントをしていた頃はこれらの特徴は多く出ていて、帰りは遅くて休みも少なく、仕事中は「視野が狭くなる」「一つの仕事に集中しすぎる」と言われることも多く、家に帰ってもあまりリラックスしていた記憶はありませんでした。

仕事中は邪魔されたり、納得がいかないことに対してキレたりすることは多くありましたが、これらは上司などが仕事を色々同時に与えるのではなく順番に一つずつ与えたり、働く時間をコントロールしてあげたりするなどの対応が有効です。

また、家に帰ってリラックスできないタイプのアスペルガーの人は、仕事が終わってから家に帰るまでの間にリラックスできる時間を作ると切り替えができるようになるので、仕事が終わったらそのまま家に帰るのではなく途中でウインドウショッピングやジムに行くなどの習慣を作るとよりよいと言えます。


視覚・聴覚・触覚・味覚などの神経過敏の人は、過敏な神経が反応するような環境になるとキレる

アスペの人には視覚・聴覚・触覚・味覚などのうちいずれかが過敏であることがあります。

夜なのに街灯の光がまぶしくて辛いと言ったり、ちょっとの物音でキレ出したり、背中を触られたり肩に手を置かれたりするのが嫌いだったり、極度の偏食があったりという傾向があるアスペの人はいます。

私は騒音が苦手な傾向があり、サイレン、赤ちゃんの泣き声、掃除機の音、ラジオのザーザー音、公共の場で大きな声で話をしている年寄りの声などが苦手である上に、様々な音が混じった場所も苦手で、例えば家で洗濯機と掃除機を回している時にゴミ収集車が来たりするとストレスを感じてしまいます。

また、あまり仲良くない人から肩に手を置かれたりするのも苦手で、小さい頃から友達などに背中を触られるのも嫌いでした。

このようなタイプのアスペは定型発達の人には気づかないようなささいなレベルの光、音、タッチ、味などを感じた時にキレる傾向があります。

これも周囲が気をつけてあげることが有効です。


アスペルガーに苦手なコミュニケーションが求められる環境になるとキレる

アスペルガーの人は定型発達の人であれば普通にできるコミュニケーションができません。

「もうちょっとソフトな対応をしてほしい」というように、曖昧な表現をされると理解できない上に、「言い方」「表情」「ニュアンス」について言及されるとその重要性も理解できないため、「正しいことを言って何が悪いんですか!」とキレることもあります。

目を見て話すことも苦手で、相手の表情を読み取ることも苦手ですし、言い方から相手の感情を理解することも苦手なので、言葉で言われていないことを理解できず、話をしているうちに会話がどんどん噛み合なくなって行き、そのことに対してしっくりこない不快感からキレるということもあります。

集団でいるときに空気を読んで適切な発言をすることの苦手ですし、そもそも集団でいること自体が苦手なタイプもいるので、そのような人たちは大人数で会話をしている最中に突然キレることもあります。

アスペルガーでもできるコミュニケーションは「はっきりした指示」「言葉による説明」「論理的な話」「臨機応変さが求められないやりとり」なので、会話の目的などを最初に言葉で示した上で、やってほしいことは丁寧に言葉にして伝えるようにすると意外とスムーズに会話できるようになります。


ほとんどなんてことない小さな不安、悲しみ、恐怖、警戒、不満などでキレる

アスペの人は「怒り」以外の感情を持った時にもキレることが多いです。

アスペルガーの人は他人の感情がわからないだけでなく、自分の感情も把握できないことが多いです。

私も嬉しい、楽しい、気持ちいい、綺麗だなどのプラスの感情は自分で理解できていると思うのですが、腹立たしい、鬱陶しい、つらい、おもしろくない、退屈だ、悔しい、面倒だ、悲しい、残念だ、警戒、不満などのマイナスの感情は、その時にはあまり区別して認識できていません。

「あのとき鬱陶しいと言ったが、後から考えるとあのとき自分は警戒していたんだ」「あのとき腹立たしいと言ったが、後から考えるとあのとき自分は退屈だったんだ」といったように振り返って気づくことは多くあります。

そして、アスペルガーの人の中には、自分が持った怒り以外の悲しい、つらい、などの感情を認識できず、上手にそれを表現することができないため、マイナスの感情を持った時には全て「キレる」という形で表現してしまうタイプがいます。

私もこの傾向はあるようなので、特に怒っていない時で「退屈だ」「腹が減った」「おもしろくない」などと思っているだけの時に「なんで怒っているの?」とか「怒らないでほしい」とか言われることがあります。

そして、私の場合、怒っていないのに「怒らないでほしい」と言われることに対して、非常に怒りを感じます。

たぶん、理解されていないことに対する不満、「怒らないでほしい」という指示に対する不服などの感情が怒りにつながると思うのですが、これに対して怒らなくなることはなかなかできません。

したがって、キレだしたアスペに対して「なんで怒っているの?」「怒らないでほしい」というのはあまり得策ではありません。

アスペルガーの人は孤立することにはあまり苦痛を覚えない人が多いので、「なんでそんな些細なことでキレるのか?」「ここ、キレるところじゃないのに、なぜかキレ出した」というような時は周囲の人はスルーしてあげるのが得策です。


アスペルガーがキレる状況や、キレる仕組みについて理解するには精神科医の岡田尊司氏の著書「アスペルガー症候群」がわかりやすいです。

アスペルガー症候群の特徴や、なぜしょっちゅうキレるのかなどについて医学的な根拠を豊富に紹介しながら解説しています。





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