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アスペルガーは興味を持ったものにハマって勝手に研究を続け、記憶し、博士になる

アスペルガーの人はかなり限定された狭い範囲のことに深い興味を持ち、そのことに対して驚異的な記憶力を発揮することがあります。




アスペルガー症候群に共通する根本的な特徴として、コミュニケーションの障害・社会性の障害・想像性の障害の3つ組みの障害があることが定義されていますが、この中の「想像性の障害」の特徴として「限定した狭い範囲のものごとに対して深い興味を持ち、それに没頭する」という特徴があります。

精神科医の岡田尊司氏の著書「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)」ではアスペルガー症候群に特有の傾向として「限られた領域に、非常に深い興味・関心をもち、それに熱中する」「このタイプの人は、何かに没頭したとき、ずば抜けた集中力を発揮することが多い。まったくそばに人がいないかのように没頭することも珍しくない。すべてを犠牲にするほど打ち込み、ある分野に限れば、専門家も顔負けの知識を蓄えることもある。」と指摘しています。

アスペルガー症候群の特徴が出ていると言われる偉人にもこれらの特徴はよく出ていて、ロスチャイルド卿は昆虫採集に、アインシュタインは研究に、ヒトラーは絵に、エジソンは実験に、ウォルト・ディズニーはマンガに、ダーウィンは貝殻や石ころなどの採集に、井深大は無線に、本居宣長は地図にと、それぞれ幼少期から狭い範囲にハマった傾向が見られていたと言われています。


私もどちらかというと興味を持つ対象は狭い方だと思います。

小学校の低学年の頃はゴレンジャーのような戦隊物が好きで、私が好んで見ていたのはライブマンとターボレンジャーでしたが、それらのテレビを見たり、絵本を読んだりしているうちに以前に放送していた戦隊物にも興味がわくようになり、過去の戦隊物を紹介した本なども買ってもらって勝手に研究していました。

また、小学校3年生の頃から阪神タイガースファンの父親と一緒にプロ野球を観るのが好きになり、阪神マニアになっていきました。

野球のルールから始まって、選手名とプロフィールや背番号、特徴などを覚えて行っただけに留まらず、試合結果を新聞から切り抜いてノートに貼り、分析コメントを付けたり、過去の名選手や名試合を見たりするようになりました。

当時はインターネットがなかった上に、千葉で阪神の試合が観れるのは巨人戦のみだったので新聞から始まって、阪神に関連する本や雑誌などを調べていましたが、初めてYouTubeを見た時は何時間も没頭して阪神の名勝負の動画を見ていた記憶があります。

選手の特徴や背番号、個別の応援歌、阪神の歴史などは調べたそばからどんどん覚えて行った上に、私が幼少期を過ごした千葉県では阪神ファンの子どもというのは少なかったので、誰かと話すためではなく自然に覚えて行ったという方が近いかもしれません。

その後、私は東京で就職してしばらくはほとんど仕事のみに没頭するようになり、その最初の5年間くらい(岡田監督、真弓監督の頃です)は阪神の知識が前後と比べて薄いのですが、驚いたのはその後大阪に転勤になった時、大阪に阪神ファンよりも私の方がはるかに阪神について詳しかったということです。

大阪ではテレビで阪神戦を全試合中継する上に、しょっちゅう阪神の試合結果や阪神の選手が出て来るのですが、大阪の定型発達の阪神ファンは私ほど阪神のことを研究することはないようで、新聞や雑誌のみで阪神タイガースを研究していた私は「もったいない」と思った記憶があります。

なお、阪神タイガースには「六甲おろし」という有名なチーム応援歌があるのですが、母親曰くこれは野球や阪神のことを理解する3歳くらいの頃には歌っていたとそうなので、コミュニケーション能力は低いけれども言語能力は高いというアスペルガーの特徴は出ていたのかもしれません。


また、私は小学校の頃、これも父親の影響でF-1にハマったことがあります。

F-1のレースの中継をテレビで見て、新聞やF-1の専門誌でレーサーのことや車のことを調べ、シャーシ、エンジン、タイヤ、戦術、サスペンション、スタッフなどどんどん詳しくなって行きました。

当時F-1でレースに出ていた車とドライバーのことは全て覚えただけでなく、阪神と同じように過去の名ドライバーや名レースのことなども調べるようになり、レース結果を覚えて行きました。

当時は、何年のどのレースであれば1〜6位の入賞したドライバーは誰で、どの車種に乗っていたか、どんな天気でその時点での年間順位上位は誰だったかくらいまでなら言えたくらい覚えていました。

F-1はレース結果やドライバーの成績を勝手にまとめるのが好きで、紙にドライバー別の成績や、過去のレース結果、どのレースの何周目にどのコーナーで誰が誰をどのように追い抜いたのかなどを書き出すのが好きでした。

これもリスト化が好きなアスペルガーの特徴が出ていたと思います。


この「興味を持った狭い範囲にハマると勝手に研究を続け、高い記憶力を発揮する」というのは新卒で入社した経営コンサルタントの仕事で多いに活きました。

私が働いていたコンサルティング会社は、ベテランを他者から引き抜くのではなく、新卒を経営コンサルタントに育てるというやり方をしていました。

その会社は、経験も知識もない新卒社員を経営コンサルタントにするために、「経営のことなら何でも知っている」という人を育てようとせず、狭いジャンルに特化したコンサルタントを育てることで早期に即戦力化するという方法を取っていました。

それも習得させるジャンルはかなり狭く、例えば「食品業界に詳しいコンサルタント」のようなものではなく「焼肉屋の売上アップに詳しい焼肉屋専門経営コンサルタント」「耳鼻科クリニックのスタッフ育成に詳しい耳鼻科専門経営コンサルタント」というように、かなり狭い範囲を徹底して研究させる方法をとっていた上に、自分がどのジャンルの専門コンサルタントを目指すかは入社2年目の時点で自由に選ばせてくれていました。

そしてこれが私に合いました。

私はコンビニやスーパーやディスカウントストアなどの小売業の業績アップ手法に興味があったので、「アパレルのネット通販の専門コンサルタント」を目指しました。

私は小売業の業績アップ手法には興味を持っていたので学生時代から関連する本をブックオフで買い集めて読みあさり、入社して2年目くらいには社内でも比較的詳しい方になっていました。

その上に、ネット通販は成長市場で興味を持っている経営者は多く、更に当時はそのような狭いジャンルの専門コンサルタントを自称する人は社内にも社外にもいなかったので、これを目指し始めて以来、かなり早い段階で仕事を大量に取ることができました。

辞める頃にはこのジャンルでは業界でよく知られている知識や書籍になっている知識はもちろん、私独自で勝手に研究し、勝手にデータを集計し、勝手にまとめた法則などが膨大になっていて、これらをまとめた書籍を発行するまでに至り、この本はAmazonでベストセラーになりました。


仕事を辞めた今でも狭い範囲に深い興味を持ち、ハマる傾向は残っていて、今は調べた内容をブログにしているのですが、ブログ記事を書くのにこのアスペの特徴は非常に役立っています。

これまで、北朝鮮旅行に行った記録とその際に調べた北朝鮮に関する内容、スマホアプリゲーム「戦艦帝国」のゲームデータを勝手に分析した内容、糖質制限ダイエットで13kg痩せて肥満から4ケ月で標準体重に戻した時の記録とその時に調べた糖質制限ダイエットの内容、そしてこのアスペルガーの私の記録とアスペルガーについて書いていますが、狭い範囲についてとことん調べ、それからブログにするので1記事2000文字くらいの記事を100記事くらい書くのは余裕です。
(この記事も4000文字以上ありますが、1時間もかかりません。)

周囲のアスペルガーの人にこのような特徴があれば、それは長所としてとらえ、生活に支障がでない範囲でどんどんハマるように仕向け、仕事などで役に立つ可能性を探ることがよいとされています。

私のように経営コンサルタントでその成果を出すことにうまく行っている人もいますし、過去の偉人のように研究や芸術分野で活躍する人もいます。

かつてはその仕事自体が認識されていなかったアフィリエイターやユーチューバーで成功した人がいるように、今は遊びにしか見えないことでもそれにハマっている人が、今は存在しない職業で将来成功することも多いと私は思います。

アスペルガーが狭い範囲の物事を研究し、高い記憶力を発揮するからくりや、それで成功した事例、気をつけるべき点については上述の岡田氏の著書「アスペルガー症候群」が詳しいです。





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