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周囲からどう思われるかよりも、真実や自分の流儀・感性・理屈を優先する 〜おでこの広い転校生のおでこの広さを測り、登校拒否に追い込んだ私〜

アスペルガーの人は「周囲からどう思われるか」について関心が低い上に、真実や自分の理屈に対する探究心が強いです。




私も20代くらいまで「自分がどう思われるかよりも、真実・主義・自分で信じる理屈を重視する」と考えていましたし、この考え方は癖というよりも、そうすべきとすら思ってきました。

小学校3年生の時にクラスに転校生(女の子)が来ました。

「転校生が早くクラスに馴染めるように努力しなければならない」と考えた私は、転校生が仲良くなる方法を自分の頭で考えてみました。

その転校生はどちらかというと可愛い方の子で、男子の中では「かわいい女子が転校して来た」と言われていたので、転校生本人は自分の顔についてはコンプレックスもなく、自分はかわいいと自覚しているはずだと私は勝手に分析しました。

また、私はその女の子を見ているうちに、おでこが広いことに気づきました。

私は小さい頃から今まで頭が大きく、おでこが広いのですが、私は自分のおでこが広いことは何もコンプレックスに感じていなかったので、「おでこはコンプレックスにはならない。ましてや、転校生の子の顔はかわいいので、おでこを題材にして会話をすることは全く問題ない。」という理屈に至りました。

そして、私は転校生を含めたクラスの子のおでこの高さを定規で測ってランキングを作るという行動を始めました。

ランキングの結果、おでこを測らせてくれた人の中で一番おでこが広かったのが私で、二番目が転校生の子でした。

私はおでこが広いのは何も気にしていないですし、一番おでこが広かったのが転校生ではなく、計測をし、ランキングを作成した私だったので、このランキングを私自身が公開することは転校生をいじめることにはならない、ただのおでこが広い私の自虐ジョークにしかならないと思いました。

そして、このランキングを公開し、このおでこランキング表を通じて転校生も含めてみんなで仲良く会話が広がればよいと思い、このランキング表を転校生やクラスの人に見せてまわりました。

結果、転校生は大号泣、そのあと何日か学校を休んでいたと思います。
私は先生からめちゃくちゃ怒られました。

この時、私は「失敗には終わったが、転校生がクラスに馴染めるように努力したことは評価されるべきだ。」と思っていました。

このように、アスペルガーの子どもの言動は誰かを深く傷つけるだけでなく、本人も先生から激しく怒られたり、変わった言動が続くといじめられたりということにも繋がります。

もしこのような行動をとるアスペルガーの子どもがいたら、「その行動はダメだ!」と漠然と叱ったり、「おかしなことをする」と馬鹿にしたりしても改善はしません。

アスペルガーの子どもは、そのように言われても「その行動はダメだとあなたは思っているかもしれないが、私は明確な理由があってやっているのだから、それだけではダメだという説明になっていない。納得いかない。」「自分なりに考えて、思いやりをもって根拠を元に行動しているのだから、おかしなことではない。」と考えます。

アスペルガーの人は論理的な説明は聞き入れることができるし、ルール・マナー・秩序に従うことは好きなので、「あなたなりに仲間に入れてあげようと思ってやったんだね。でもそれは他人の個人的なことをあまり広めてまわってはいけないという日本のルールに違反するので、そのようなことはしないようにしようね。その代わり、みんなで一緒にレクリエーションをしましょう。」というように説明してあげる方がお勧めです。




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